自己破産の手続きの途中で、引っ越した。今住んどるのがその家や。
賃貸の保証会社の審査は、2社受けて1社落ちた。でも1社は通った。
破産したら住むとこが無くなる、とまでは思ってなかった。
ただ、審査はキツいやろうなとは思っとった。だから条件にわがままは言うてられへん、そう覚悟しとった。
実際どうやったか。俺の場合を書く。
⚠ 大事なこと
これは俺一人の実体験や。裁判所の運用も、保証会社の審査基準も、事案によって違う。この記事を根拠に動かんといてくれ。自分の手続き中に引っ越していいかどうかは、必ず担当の弁護士に聞くこと。
引っ越したのは「管財事件にならん」と決まってから
まずここが一番大事や。
引っ越したのは免責が下りる前。でも、管財事件になるか同時廃止になるかが決まった後やった。
この順番には理由がある。
俺は引っ越す前に、先生に相談しとった。申立中の引っ越しは、裁判所にも伝える必要があるからや。勝手に住所を変えて終わり、という話やない。
その時に先生から言われたのは、こういう趣旨のことやった。
管財事件になったら手続きがややこしくなるから、どうなるか決まってからのほうが楽かもしれん。
同時廃止になるんやったら、新しい住所を先生と裁判所に伝えるだけで済む、と。
結果的に俺は同時廃止になった。だから、そう決まってから動いた。
そして実際に俺がやったのは、先生に新しい住所を伝えることだけやった。裁判所に行くまでに期間があったから、その間に先生が裁判所へ伝えてくれた。
俺の手はほとんど動いてない。
→ 「管財になるかは五分五分ですかね」と言われた自己破産。思ってたより怖くなかった話
なんで管財事件やと面倒になるんか
自分の体験だけやと「先生がそう言うたから」で終わってまうから、調べた。
破産法37条っちゅう条文があって、破産者は裁判所の許可を得んと、居住地を離れることができんと決まっとる。
実務ではこう運用されとるらしい。
| 引っ越しの扱い | |
|---|---|
| 管財事件 | 破産手続開始決定から免責許可決定が確定するまでの間に引っ越すには、裁判所の許可申請が必要 |
| 同時廃止 | 原則として居住制限を受けん。ただし住所が変わったら裁判所に届け出て報告する |
期間の目安は、同時廃止で2〜3ヶ月ほど、管財事件で3〜6ヶ月ほど。複雑な管財事件やと1年くらいかかることもあるらしい。
先生が言うてたことは、この通りやった。管財事件になっとったら、引っ越しのたびに裁判所へ許可申請、という話になっとった。
同時廃止でも「裁判所への届出」自体は要る。ただ俺の場合は、先生がそこを引き受けてくれた。だから体感としては「先生に住所を伝えただけ」やった。
ただし、ここは俺が後から調べた範囲や。弁護士事務所の解説を複数確認して、内容が一致しとることは確かめた。それでも運用は裁判所によって違う可能性があるし、あんたのケースがどうなるかは俺には分からん。担当の先生に聞いてくれ。
引っ越した理由は、家賃を下げるためや
事情を全部は書かんけど、これははっきりしとる。
当時の家賃が、俺の生活に合ってなかった。
借金がゼロになっても、毎月出ていく固定費が重かったら、また同じところに戻る。だから家賃を下げた。
それだけの話や。
不動産屋には、破産のことを言った
隠さんかった。自分から言った。
「今、自己破産の手続き中で、審査が通りにくいかもしれん」と、事前に伝えてあった。
これが後で効くことになる。
保証会社を2社受けて、1社落ちた
破産中やと伝えてあったから、仲介業者の対応が早かった。
「ここ厳しいから、もう一個も申請しときましょか」
そういう流れになって、保証会社2社に同時に申請を出した。
そして案の定、厳しい方が落ちた。
- 落ちたのは保証会社の審査。大家さんや管理会社やない
- 落ちた理由は教えられてない。そういうもんらしい
落ちた時、「やっぱりか」としか思わんかった
正直、ショックはほとんどなかった。
そもそも属性が悪い。そのうえ破産の手続き中や。そら落ちるやろ、という感覚のほうが強かった。
もうひとつ大きかったのは、落ちた報告と一緒に「もう一方は通りました」と教えてもらえたことや。
落ちた話だけを聞かされたわけやない。同時に通った話も来た。だから、ここで受けたダメージはそんなになかった。
もし1社だけ出して、それが落ちとったら、たぶん全然ちがう気持ちになっとったと思う。
なんで片方は通ったんか
俺の実感としては、会社ごとに審査基準が違うんやろなという程度や。消費者金融と一緒やと思う。中小なら通ることがあるのと同じ理屈やろ、と。
→ 「あと10万借りれたら、生活をやり直す」と思っとった。審査に落ち続けた時期の話
調べてみたら、その感覚には一応の理屈があった。
賃貸の保証会社には、信販系とそうでないのがある。信販系(アプラス・エポス・オリコ・ジャックス・クレディセゾンなど)は信用情報を照会できるので、破産の記録があると通りにくい、という説明が弁護士事務所のサイトに出とる。
ただ、俺が受けた2社がどこやったかは覚えてない。だから「信販系やったから落ちた」とは書かん。断定できることやない。
言えるのはここまでや。
1社落ちても、別の保証会社なら通ることがある。そしてそれには理屈がある。
出した書類は、普通の賃貸と一緒やった
身構えとったけど、拍子抜けするくらい普通やった。
- 現住所
- 年収
- 勤務先
これくらいや。破産しとるから特別に何かを出せ、と言われたことはない。
今の家
- 更新はまだ来てない
- 問題なく住めとる
- 家賃は大幅に下がった。快適や
破産して、家を探すことになった人へ
俺が書けるのは、俺に起きたことだけや。
- 手続き中でも家は借りれた
- ただし引っ越すタイミングは先生と相談して決めた
- 不動産屋には破産のことを言った
- 保証会社は2社受けて、1社落ちて、1社通った
費用のことで止まっとるなら、先に読むのはこっちや。
→ 自己破産の弁護士費用が払えんかった。法テラスで立て替えてもらって、今も返しとる話
破産した後、実際どうなるかを知りたいなら。
→ 【実録】法テラスの立替金を、今も月5,000円ずつ返しとる。自己破産の後に残ったもんの話
相談先を探しとるなら
ここから下は広告や。俺が実際に世話になったのは弁護士会の相談センターで、下に出す事務所やない。そこは正直に書いとく。ただ、どっちも無料で相談できる。費用の相談から入ってええ。
借金額が多い場合(140万円超)や、自己破産・個人再生まで考えとるなら、弁護士や。司法書士は140万円以下しか扱われへん。
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最後に
破産したら住むとこが無くなる、とまでは思ってなかった。
ただ、審査はキツいやろうから、条件にわがままは言うてられへん。そう覚悟して家を探した。
実際、2社出して1社は落ちた。キツいのは本当やった。
そのうえで、1社は通った。出した書類も普通やった。そして今住んどる家は、前より家賃が下がっとる。
俺のケースは俺のケースや。全員が通るとは書かん。
ただ、手続き中に、破産のことを伝えたうえで、家は借りれた。そういう例がひとつある、ということは書いとく。
この記事で確認した情報
- 破産法 第37条(居住に係る制限)
- 弁護士法人ネクスパート法律事務所「自己破産したら引っ越しできない?引っ越しが制限される期間は?」
- 弁護士法人響「自己破産しても引っ越しはできる?許可申請が必要な場合や費用がない時の対処法」
管財事件と同時廃止で引っ越しの扱いが違うこと、保証会社に信販系とそうでないものがあることは、上記の解説で確認した。運用は裁判所や事案によって変わる可能性がある。(2026年8月14日時点で確認)
