「自己破産したら、クレジットカードが作られへんようになる」
よう言われる話や。事務所のサイトにも必ず書いてある。
ただ、俺の場合、破産してもカード生活は何も変わらんかった。
破産する何年も前から、とっくに作られへんかったからや。
この記事は、破産して2ヶ月ほどの今、実際にどう払って、どう貯めとるかの記録や。
⚠ 大事なこと
これは俺一人の実体験や。信用情報の扱いも銀行口座の扱いも、状況によって違う。自分のケースは必ず担当の弁護士か、各機関に直接確認してくれ。
カードは破産で失ったんやない。とっくに無かった
自己破産の手続きに入った時、俺はクレジットカードを1枚も持ってなかった。
ここ数年、ずっとデビットカードだけや。
理由は単純で、属性が悪くて作れんかった。破産のずっと前からや。
→ 「あと10万借りれたら、生活をやり直す」と思っとった。審査に落ち続けた時期の話
この記事に書いたけど、消費者金融の審査に落ち続けとった時期がある。その頃にはもう、カードなんか作れる状態やなかった。
だから俺にとって、破産した日に何かを失った実感はない。
失ったのはもっと前や。信用は破産した日に消えるんやない。審査に落ち続けとった、あの時期にもう無くなっとる。
もし今「破産したらカードが作られへんようになる」のが怖くて動けんでおるなら、一回自分の状況を見てほしい。もう作られへん状態になってへんか。俺はそうやった。
デビットで困ったこと
正直に言うと、ほとんど困ってない。
ひとつだけある。
デビットカードが使えん引き落としが、たまにある。携帯料金とかで、デビット不可の会社があったりする。
そこは別の支払い方法にするしかない。
それ以外の日常——買い物、ネットの決済、公共料金——は普通に回っとる。カードが無いと生活できん、みたいなことにはなってない。
携帯の買い替えだけ、まだ試してない
破産してから携帯を買い換えてない。だから端末の分割審査が通るかどうかは、俺には分からん。
買い替えたいとは思っとる。
そして、そこでブラック期間のことがよぎる。
「審査」という言葉に敏感になった
これは正直に書いとく。
借金をする気はもう無い。それでも「審査」という言葉には反応する。
- 携帯を買い換えようかと考える時
- 引っ越しで保証会社の審査を受けた時
→ 【実録】自己破産の手続き中に引っ越した。保証会社の審査に1社落ちて、1社通った話
賃貸の時は実際に1社落ちた。あれで「やっぱりか」となった。
借金をせんでも、生きとったら審査は付いてくる。そのたびに少しよぎる。それが今の状態や。
銀行口座は一回凍結された。けど、実害はなかった
ここは怖がられるところやと思うから、順番に書く。
俺は借入のある銀行の口座を持っとった。だから手続き中、その口座は凍結された。
ただ、先生から事前に説明を受けとった。「数カ月、凍結される可能性がある」と。
やから、こう動いた。
- 給料の振込先を、別の銀行に変更した
- 凍結される口座は、空にした
- 凍結されとる間は、別の口座で生活した
結果、困ったことは何もなかった。
正直、いつ解除されたかも把握してない。別の口座で回っとったから、見にいく理由がなかった。今は全部そのまま使えとる。
調べたらこうなっとった。
- 借入のある金融機関の口座は、凍結されることがある。預金と借金を相殺されるため。同じ銀行なら、支店が違っても全部の口座が対象になる
- 借入のない銀行の口座は凍結されない
- 凍結される期間は一般に1〜3ヶ月程度
- 手続き中でも、新しく口座を作ること自体はできる
給料の振込先が、借入のある銀行になっとる人は要注意や。何もせんかったら、給料は振り込まれるのに、引き出せんようになる。
そして金の動かし方は、必ず先生に確認してからにしてくれ。破産の手続きでは、持っとる銀行口座全部の履歴を提出することになる。俺は先生の説明を受けたうえで動いた。自己判断でやる話やない。
→ 自己破産の弁護士費用が払えんかった。法テラスで立て替えてもらって、今も返しとる話
生活防衛費を貯め始めたのは、引っ越しが終わってから
手続きの最中は、管財事件になった場合にそなえて、管財人の報酬用の積立をしとった。同時廃止で済んだから、その分はそのまま手元に残った。
それとは別に生活防衛費を貯め始めたのは、2〜3ヶ月前。免責が下りるか下りんか、くらいの時期からや。
遅れた理由は引っ越し費用や。引っ越しが終わるまでは、そっちに金が出ていく方が先やった。
きっかけは、はっきりある。
自分の人生をやり直さなあかん、金についての知識を身につけなあかんと思って、YouTubeの両学長(リベラルアーツ大学)の動画や、本で勉強しだした。そこで生活防衛資金がどれだけ大事かを知った。
それで始めた。
- 月30,000円
- 生活防衛費として、当面の目標は1,000,000円
- 生活費とは別の口座に入れとる
法テラスに月5,000円返しながら、月3万円貯めとる。今はそういう形や。
→ 【実録】法テラスの立替金を、今も月5,000円ずつ返しとる。自己破産の後に残ったもんの話
その流れで簿記3級も受けて、受かった。破産した人間が今やっとることの、具体的な中身として書いとく。
減ったのはサブスク。タバコは破産と関係ない
本当に必要な出費を考えるようになって、サブスクはだいぶ減った。
タバコは、辞めて2年ちょいになる。
ただ、これは破産とは関係ない。金がかかるからやめた、っちゅう話でもない。破産する前にやめとる。
D0の記事でシケモクの話を書いたから、繋げて読まれると誤解になる。そこは分けとく。
記録が消えたら、カードを作るか
まだ考えてない。
管理する対象が増えるだけやし、デビットで不便を感じることが出てくるまでは、要らんと思っとる。
信用情報の保有期間は、確認できた範囲ではこうやった。
CICでは、クレジット情報は「契約期間中および契約終了後5年以内」。破産を含む異動情報もこの中に入る。
銀行系(全国銀行個人信用情報センター)の保有期間は、公式サイトで確認できんかったから書かん。自分の記録がどうなっとるかは、各機関に開示請求するのが確実や。俺はまだしてない。
これから破産する人へ
俺が書けるのは、俺に起きたことだけや。
- 破産の時点で、クレジットカードはもう持ってなかった
- デビットで日常は回っとる。困ったのは引き落としが一部通らんことくらい
- 借入のある銀行の口座は凍結された。ただし事前に説明があったので、振込先を変えて口座を空にした。実害はなかった
- 生活防衛費を貯め始めたのは引っ越しが終わってから。きっかけは金の勉強をしだしたこと
相談先を探しとるなら
ここから下は広告や。俺が実際に世話になったのは弁護士会の相談センターで、下に出す事務所やない。そこは正直に書いとく。ただ、どっちも無料で相談できる。費用の相談から入ってええ。
借金額が多い場合(140万円超)や、自己破産・個人再生まで考えとるなら、弁護士や。司法書士は140万円以下しか扱われへん。
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最後に
「自己破産したらカードが作られへんようになる」
この一文が怖くて動けん人が、たぶんおる。俺もそこにおった側や。
ただ実際に通ってみて思うのは、カードは破産した日に失うんやないということや。
審査に落ち続けとった、あの時期にもう無くなっとった。
俺の場合、破産してカード生活が変わったことはひとつもない。変わったのは、月3万円を貯められるようになったことの方や。
この記事で確認した情報
銀行口座の凍結・相殺の扱いは上記で確認した。状況によって変わるため、自分のケースは専門家に確認すること。(2026年8月16日時点で確認)
