【実録】パチンコ8万勝ちから始まった、夜の店に消えた人生の話

パチンコ8万勝ちから始まった、夜の店に消えた人生の話 D0 / 手を出す前に

これは、20代前半の俺がパチンコ屋で初日に8万勝った日から、累計借金が〇千万を超えるまでの話や。

先に言うとく。これは説教ちゃう。「ギャンブルやめろ」「夜の店行くな」って言われて、そんでやめれるなら、もうとっくにやめとる。やめれんのは、俺が一番よう知っとる。

この記事は、今まさに同じ場所にハマっとる人間に向けて書いとる。俺と同じ穴に落ちた人間が、どこで何を見たかっちゅう実録や。読み終わった時に「自分どこにおるか」がちょっとでも見えたら、それでええ。

⚠ この記事は、ギャンブル依存・借金・夜の店通いの実体験を扱う。
今しんどい状態で読むと、フラッシュバックや負担になることもある。無理せんと、しんどなったら一旦閉じてくれ。

  1. 最初の8万勝ち——「俺、才能あるんちゃうか」
    1. 朝の財布と夕方の財布が、別物になった日
    2. 「ビギナーズラック」を「実力」と勘違いする脳
  2. 8万勝ちのあと、何が起きるか
    1. 勝つ日もある、けど負ける日が増えていく
    2. 「次勝ったら戻せる」っちゅう思考の罠
  3. 平行して始まった「夜の店」——消費者金融が4社に増えた頃
    1. 「金使うと、優しくしてくれる場所」を見つけてしもた
    2. 勝っても負けても、夜の店に行っとった
    3. 気づいたら、給料の倍以上を毎月使っとった
  4. 気づいたら審査落ちが始まっとった
    1. 4社目ぐらいから、大手で落ちるようになる
    2. 「借りられる場所」がどんどん減っていく恐怖
  5. 「沼」の正体——快楽と借金が同時進行する仕組み
    1. 意志が弱いから止められん、ちゃう。脳の構造の問題や
    2. WHOも「ギャンブル依存症」を精神疾患として認めとる
  6. なんで止められへんかったか、振り返って思うこと
    1. 「これだけ負けたから、次は取り返さんと損や」
    2. 取り返さんと、っちゅう思いだけやなかった
    3. 「あの店、俺がおらんと困るんちゃうか」っちゅう救世主妄想
    4. 夜の店は、それに色恋が乗っかっとった
    5. 抜け出すきっかけは「催促の電話に耐えきれんくなった瞬間」やった
  7. 今、同じ場所におるあんたへ
    1. 「やめろ」とは言わん。けど、3つだけ知っといてくれ
    2. ① 信用情報を開示して、自分の借金総額の現実を見る
    3. ② ギャンブル等依存症対策基本法に基づく公的相談窓口がある
    4. ③ 債務整理は「逃げ」やない。国が用意した正規ルートや
    5. 俺はここから抜けたで。あんたも抜けられる

最初の8万勝ち——「俺、才能あるんちゃうか」

朝の財布と夕方の財布が、別物になった日

20代前半、当時AKBのCDで、パチンコ屋の景品でしか手に入らん限定盤があった。それが欲しくて、初めてパチンコ屋に足を踏み入れた。

CD取るために打ち始めた。そしたら、気づいたら初日で8万勝っとった。

朝、財布の中には2万円ぐらい入っとった。夕方、財布の中には10万円入っとった。

これだけの話や。けど、あの瞬間、俺の中で何かが切り替わったのを今でも覚えとる。

「数時間座っとるだけで8万?」「俺、もしかして才能あるんちゃうか」

これがあかんかった。今思えばあの8万勝ちが、人生を「沼」に沈める入口やった。

「ビギナーズラック」を「実力」と勘違いする脳

当時の俺は、ビギナーズラックっちゅう言葉の意味を知らんかった。だから「初日に8万勝った=俺は勝てる側の人間や」って本気で思った。

勝った金で寿司行って、友人にも奢って、いい気分で帰った。次の日、また行った。当然のように。

後で知ったけど、ギャンブルで一番危ないんは「大負けして始める人間」やない。「最初に勝った人間」や。最初に勝つと、脳が「これは稼げる手段や」って学習してまう。一回学習されると、なかなか抜けへん。

8万勝ちのあと、何が起きるか

勝つ日もある、けど負ける日が増えていく

2日目以降、毎日のように通った。最初のうちは勝つ日もあった。3万勝ち、5万勝ち、たまに10万勝ち。「やっぱり俺、才能ある」って確信を深めていった。

人生で30万勝ったことも、2回だけある。2回だけや。

けど、負ける日が確実に増えていった。中には10万負けた日もあった。ただ、パチンコで10万まで行くことは、そうそう無い。最初は「今日はたまたま」「機械の調子が悪い」「店を変えたら勝てる」って言い訳を作っとった。

気づいたら、月のトータルで負けが勝ちを上回るようになっとった。

「次勝ったら戻せる」っちゅう思考の罠

ここからが本当の沼やった。負けが込むと、人間の脳はある思考に支配される。

「今日5万負けとる。これぐらいなら、次の1回の当たりで取り返せる」
「もう6万突っ込んどる。あと1回当たれば、全部戻る」
「今やめたら負け。続ければ、勝てる」

これがサンクコスト効果っちゅうやつや。「これだけ突っ込んだから、引けへん」っちゅう思考。経済学の本に書いてある現象やけど、ギャンブル依存の人間は毎日これを経験しとる

そして恐ろしいんは、たまに本当に取り戻せる日があるっちゅうこと。5〜6万負けとった日に、最後の数千円で大当たりが来て、結果的にプラスで帰る日。これが1回起きると、「やっぱり粘れば取り戻せる」っちゅう信念がもう一段強化される。

⚠ ギャンブルで「たまに勝てる」のは、依存をより深くするための仕組みや。
心理学では「変動比率強化スケジュール」っちゅう。一番依存性が強い報酬パターンや。毎回勝つより、たまに勝つ方が脳が抜けられんようになる。パチンコ・スロット・競馬・オンラインカジノ——全部この仕組みでできとる。

平行して始まった「夜の店」——消費者金融が4社に増えた頃

「金使うと、優しくしてくれる場所」を見つけてしもた

パチンコの負けが込んできて、消費者金融の借入が3社・4社になった頃、もう一つ並行して始まったのが夜の店通いや。

キャバクラ、ガールズバー、その辺のラインや。最初は誰かに連れて行かれた。何気なく入って、何気なく金を落とした。けど、そこで気持ちよさを覚えてしもた。

「金使うと、優しくしてくれる」「話を聞いてくれる」「帰る時に笑顔で見送ってくれる」——これが、当時の俺には効きすぎた。

勝っても負けても、夜の店に行っとった

気づいたら、こういうループができとった。

  • 昼間にパチンコを打つ
  • 負けたら、気分が落ちる → 慰めに夜の店へ
  • 勝ったら、気が大きくなる → 祝いに夜の店へ
  • どっちにしても、そこで金を使う。優しくされる。自尊心が回復する
  • 翌日、財布が空になっとる
  • 金が要る → また借りる、もしくはパチンコで取り戻そうとする
  • また打つ → 勝っても負けても、夜の店に行く

これ、パチンコと夜の店が、どっちに転んでも噛み合っとる。一つだけならまだしも、組み合わさると抜け出せへん。

パチンコは「勝つ快感」、夜の店は「人に必要とされる快感」。違う種類の快感を、両方追いかけとった。それで、両方の沼に深く沈んでいく。

気づいたら、給料の倍以上を毎月使っとった

金銭の感覚がもうおかしくなっとった。給料が手取りで20万ちょっとの時に、月の使用額が40万・50万を超えとった。差額は全部借金や。

「来月のボーナスで返す」「次の給料日まで耐えれば」——そういう先延ばしの思考だけで毎月乗り切っとった。けど、来月になっても何も変わらん。借金は雪だるま式に増えるだけ。

気づいたら審査落ちが始まっとった

4社目ぐらいから、大手で落ちるようになる

消費者金融3社目までは、申し込んだら通っとった。けど4社目ぐらいから、大手で審査落ちが始まる。

これは「総量規制」っちゅう貸金業法のルールが関係しとる。年収の3分の1を超える借入はできん仕組み。複数社から借りとる場合、合算で計算されるから、ある時点で「これ以上貸せへん」って判断される。

大手で落ちたら、次は中小に申し込む。けど中小でも、信用情報を見てるから、すぐに落ちる。

⚠ ただし、落ちる理由は総量規制だけやない。信用情報に「異動」が載っとるかどうかも見られとる。それは別の記事に書いた。

「借りられる場所」がどんどん減っていく恐怖

これがほんまにキツかった。金が足らん、けど借りる場所がないっちゅう状態は、依存が深くなった人間にとって地獄や。

パチンコは打ちたい、夜の店にも行きたい、けど財布は空、消費者金融は全部審査落ち——この状況になった時、まともな判断ができる人間はおらん。

ただ、順番だけ正確に書いとく。審査落ちから、すぐ闇金に行ったんやない。この間に一回、任意整理をしとる。それで催促は止まった。けど根っこが変わってへんかったから、また同じことを繰り返して、また審査に落ちるようになった。

そして二回目は、「もう1回任意整理は無理な気がする」と自分の中だけで決めて、「もっと審査の緩い場所」を探し始めた。それがソフト闇金であり、個人間融資掲示板や。両方とも別の記事に書いた、地獄への入口や。

この「審査に落ち続けとった時期」だけを切り出して、別で1本書いた。何社落ちたか、落ちた通知はどう来るか、そして債務整理を知っとったのに選ばんかった理由まで。
「あと10万借りれたら、生活をやり直す」と思っとった。審査に落ち続けた時期の話

⚠ 大手で審査落ちが始まったら、それは「危険水域」のサインや。
そこから闇金・個人間融資掲示板に手を出すと、借金が増えるだけやなく、個人情報の悪用・犯罪への巻き込まれリスクが一気に跳ね上がる。審査落ちが続いてる時点で、借金を増やす方やなく、整理する方向に舵を切るべきや。

「沼」の正体——快楽と借金が同時進行する仕組み

意志が弱いから止められん、ちゃう。脳の構造の問題や

これは、ハマっとる時の俺には絶対理解できんかった話や。けど、抜け出した今やからこそ言える。

ギャンブル依存も、夜の店依存も、「意志の弱さ」の問題ちゃう。脳の報酬系の問題や。

ギャンブルや夜の店で得られる快感は、脳内でドーパミンっちゅう物質を出させる。これが繰り返されると、脳の回路が「この快感を得るために、また同じことをやれ」って指令を出すようになる。これは意志でどうこうできるレベルやない。

WHOも「ギャンブル依存症」を精神疾患として認めとる

これも知らん人多いけど、ギャンブル依存症はWHO(世界保健機関)が国際疾病分類(ICD-11)で精神疾患として認めとる。「ゲーム障害」と並んで「行動嗜癖」っちゅうカテゴリに入っとる。

つまり、医学的に「これは病気や」って認められとるレベルの話。「自分の意志で何とかしろ」っちゅう話やない。

日本でも、2018年にギャンブル等依存症対策基本法が施行されとる。国として「依存症は治療と支援が必要な問題や」って認めた法律や。

なんで止められへんかったか、振り返って思うこと

「これだけ負けたから、次は取り返さんと損や」

さっきも書いたサンクコスト効果。これがほんまに強烈やった。

累計で何百万も負けとる時に、「ここでやめたら、今までの損が確定する」っちゅう思考が消えへん。本当は、続けても損は増えるだけなんやけど、その時の脳はそう考えられへん。

取り返さんと、っちゅう思いだけやなかった

単純に、あの当たった時のテンションの上がり方が、他に代えがたいもんがある。

当時はそんな余裕なかったけど、今思えば、自分が借金まみれで窮地な時の、当たった時のドーパミンは凄かった。逆に、負けてる時の絶望はすごかった。

この感情の起伏は、普通に戻った今では、そうそう感じることはない。

当時は当たって金を稼ぐのもそうやけど、その起伏のギャップの喜びの中毒やったんちゃうかな。

「あの店、俺がおらんと困るんちゃうか」っちゅう救世主妄想

夜の店通いの方は、別の理屈で抜けられんかった。

金使い続けとると、店から「ありがとう」「あなたのおかげで」って言われ続ける。これが効きすぎて、「俺が行かんとあの店困るんちゃうか」「俺が支えとる」っちゅう、よう考えたら傲慢な妄想を持つようになる。

夜の店は、それに色恋が乗っかっとった

狙ってる女の子も、金使ってアフターとか同伴してれば、いつか落ちると思い込んでた。

抜け出すきっかけは「催促の電話に耐えきれんくなった瞬間」やった

俺の場合、ドラマチックな「気づき」みたいなもんは無かった。気づきで止められるなら、最初から止められとる。

抜け出すきっかけになったんは、シンプルや。返済が滞って、毎日のように催促の電話が鳴り出したこと。朝も昼も夜も、知らん番号からひっきりなしに着信が来る。出ても出んでも、地獄や。

そのうち「もう無理や」「現状をなんとかせな、生きていかれへん」っちゅう状態に追い込まれた。それで、債務整理に踏み切った。

つまり、俺は美談で抜けたんちゃう。追い詰められて、しゃあなく正規ルートに辿り着いただけや。けど結果的に、それで助かった。

そこから債務整理の話になる。俺は最初に任意整理して、それでも終わらんくて、最終的に自己破産した。その二回分はこっちに書いとる。
任意整理したのに、また借りた。結局、自己破産した俺の話

今、同じ場所におるあんたへ

「やめろ」とは言わん。けど、3つだけ知っといてくれ

ここまで読んでくれた、今まさに同じ場所にハマっとる人間に伝えたいことが3つある。

① 信用情報を開示して、自分の借金総額の現実を見る

まず、自分が今どれだけ借りてるか、正確な数字を見てくれ。曖昧な感覚で生きとる限り、抜け出すきっかけは来ん。

  • CIC(株式会社シー・アイ・シー):消費者金融・クレジットカード系の信用情報
  • JICC(株式会社日本信用情報機構):消費者金融・銀行系の信用情報

どちらも本人が約1,000円で開示請求できる。スマホからでも申し込める。これを見たら、もう曖昧な感覚では生きられんようになる。それがスタートや。

② ギャンブル等依存症対策基本法に基づく公的相談窓口がある

「依存症かもしれん」と思ったら、一人で抱えん方がええ。日本には公的な相談窓口がある。

  • 各都道府県の精神保健福祉センター:依存症相談を受け付けとる
  • ギャンブル依存症問題を考える会:当事者・家族向けの民間団体
  • GA(ギャンブラーズ・アノニマス):当事者の自助グループ

「相談したら本人特定されるんちゃうか」とか不安あるかもしれんけど、基本的に匿名相談OKのとこが多い。一回問い合わせてみるだけでも、状況は変わる。

③ 債務整理は「逃げ」やない。国が用意した正規ルートや

借金が膨らみすぎて返せへんなら、債務整理っちゅう選択肢がある。これは国が法律で用意した制度で、決して「逃げ」とか「恥」やない。当然の権利の行使や。

債務整理には任意整理・個人再生・自己破産の3種類がある。それぞれの違いと選び方は、別記事で詳しく書く予定や。

今すぐ詳しく知りたいなら、ロードマップから整理フェーズの記事を見てくれ。

📍 借金リセット ロードマップを見る

俺はここから抜けたで。あんたも抜けられる

俺は、累計借金〇千万を抱えて、ギャンブルと夜の店で人生溶かしかけた。けど、債務整理して、依存と向き合って、ここまで戻ってきた。

「あんたも同じことができる」とは言わん。人それぞれ事情が違う。けど、「抜けた人間がここにおる」っちゅう事実は伝えたい。

今、財布が空で、借金が膨らんで、明日の生活費もない状態の人間がこれを読んどるかもしれん。そんな状態で、明日も生きとってくれ。選択肢はある。一人で抱えるな。

パチンコの沼も、夜の店の沼も、いつかは出口がある。俺はそう信じとる。

⚠ もし「死にたい」「もう無理」っちゅう気持ちが強い時は、まず以下に連絡してくれ。
#いのちSOS 0120-061-338(毎日24時間・無料)
よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(受付時間は都道府県により異なる)
番号や受付時間は変わることがあるから、最新は厚生労働省の「まもろうよ こころ」で確認してほしい。
借金問題は必ず解決できる。けど、命だけはどうにもならん。順番を間違えんでくれ。まず生きてくれ。

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