【実録】パチンコ8万勝ちから始まった、夜の店に消えた人生の話

パチンコ8万勝ちから始まった、夜の店に消えた人生の話 D0 / 手を出す前に

これは、20代前半の俺がパチンコ屋で初日に8万勝った日から、累計借金が〇千万を超えるまでの話や。

先に言うとく。これは説教ちゃう。「ギャンブルやめろ」「夜の店行くな」って言われて、そんでやめれるなら、もうとっくにやめとる。やめれんのは、俺が一番よう知っとる。

この記事は、今まさに同じ場所にハマっとる人間に向けて書いとる。8万勝ちから借金が回らんくなるまでに、何が順番に起きるかを書いた。読み終わった時に「自分どこにおるか」がちょっとでも見えたら、それでええ。

⚠ この記事は、ギャンブル依存・借金・夜の店通いの実体験を扱う。
今しんどい状態で読むと、フラッシュバックや負担になることもある。無理せんと、しんどなったら一旦閉じてくれ。

8万勝った日から始まった

俺がパチンコ屋に初めて入ったんは、景品でしか手に入らんCDが欲しかっただけやった。打ち方も分からんまま打って、その日、8万勝った。

この一日が、人生を「沼」に沈める入口やった。負けて始まったんやない。勝って始まっとる。なんで一回の勝ちがそこまで効くんかは、後で出てくる脳の仕組みの話や。

当然、勝ち続けるわけがない。負けが込んでくると、打つ金そのものが足らんようになる。そこで消費者金融から借りるようになる。

一回借りたら、次からは早い。借りた金で打って、負けて、また借りる。ここから借金は、生活のためやなく、打つために増えていく。

そこに夜の店が重なった

パチンコの負けが込んできて、消費者金融の借入が3社・4社になった頃、並行して夜の店にも通うようになった。

パチンコは勝つ快感、夜の店は承認の快感。種類の違う報酬を2つ持つと、片方が切れても、もう片方に流れる。止まる瞬間が消える。金は両方から出ていくから、減り方だけが倍になる。

借金がどこまで膨らんで、何社まで増えたか。夜の店で何を買うとったんか。その中身は、本の方に書いた。

→ 『闇金まで行った。詐欺にも遭った。それから破産した。』(Kindle・500円)

借りられる場所が減っていく仕組み

4社目ぐらいから、大手で落ちるようになる

消費者金融3社目までは、申し込んだら通っとった。けど4社目ぐらいから、大手で審査落ちが始まる。

これは「総量規制」っちゅう貸金業法のルールが関係しとる。年収の3分の1を超える借入はできん仕組み。複数社から借りとる場合、合算で計算されるから、ある時点で「これ以上貸せへん」って判断される。

大手で落ちたら、次は中小に申し込む。けど中小でも、信用情報を見てるから、すぐに落ちる。

⚠ ただし、落ちる理由は総量規制だけやない。信用情報に「異動」が載っとるかどうかも見られとる。この「審査に落ち続けとった時期」だけを切り出して、別で1本書いた。何社落ちたか、落ちた通知はどう来るか、そして債務整理を知っとったのに選ばんかった理由まで。
→ 消費者金融の審査に落ち続けたら、次に何が起きるか

結局、一回目は任意整理で催促を止めた

それでも、正規の消費者金融で全部落ちた時には任意整理に行った。それで催促は止まった。けど借りる理由になっとった根っこは変わってへんかったから、また同じことを繰り返して、また審査に落ちるようになった。

また落ちた時、選んだんは整理やなく「審査の緩い場所」やった

正規の会社で全部落ちたら、次に出てくるのは闇金と個人間融資掲示板や。検索したら、すぐ出てくる。

その時の俺が選んだんは、整理やなくそっちやった。それがソフト闇金であり、個人間融資掲示板や。両方とも別の記事に書いた、地獄への入口や。整理の二回目——自己破産に行くのは、ここを通ってからや。

⚠ 大手で審査落ちが始まったら、それは「危険水域」のサインや。
そこから闇金・個人間融資掲示板に手を出すと、借金が増えるだけやなく、個人情報の悪用・犯罪への巻き込まれリスクが一気に跳ね上がる。審査落ちが続いてる時点で、借金を増やす方やなく、整理する方向に舵を切るべきや。

なんで止められんのか——これは意志の問題やない

意志が弱いから止められん、ちゃう。脳の構造の問題や

これは、ハマっとる時の俺には絶対理解できんかった話や。けど、抜け出した今やからこそ言える。

ギャンブル依存も、夜の店依存も、「意志の弱さ」の問題ちゃう。脳の報酬系の問題や。

ギャンブルや夜の店で得られる快感は、脳内でドーパミンっちゅう物質を出させる。これが繰り返されると、脳の回路が「この快感を得るために、また同じことをやれ」って指令を出すようになる。これは意志でどうこうできるレベルやない。

WHOも「ギャンブル依存症」を精神疾患として認めとる

これも知らん人多いけど、ギャンブル依存症はWHO(世界保健機関)が国際疾病分類(ICD-11)で精神疾患として認めとる。「ゲーム障害」と並んで「行動嗜癖」っちゅうカテゴリに入っとる。

つまり、医学的に「これは病気や」って認められとるレベルの話。「自分の意志で何とかしろ」っちゅう話やない。

日本でも、2018年にギャンブル等依存症対策基本法が施行されとる。国として「依存症は治療と支援が必要な問題や」って認めた法律や。

損を確定させたくなる「サンクコスト効果」

サンクコスト効果っちゅうのは、すでに払って戻らん金や時間を惜しんで、合理的でない選択を続けてまう現象のことや。経済学で名前が付いとる。

累計で何百万も負けとる段階になると、「ここでやめたら、今までの損が確定する」っちゅう思考が消えへん。続けても損が増えるだけやのに、その時の頭はそう考えられん。金額が大きいほど強烈になる。

一番抜けられん報酬の出方「変動比率強化スケジュール」

報酬がいつ来るか分からん形で、不定期に出る——この出方が、心理学で確認されとる中で一番やめにくい報酬パターンや。「変動比率強化スケジュール」っちゅう名前が付いとる。

パチンコ、スロット、競馬、オンラインカジノ。どれもこの形で設計されとる。決まった間隔で出るより、読めん間隔で出る方が、行動は消えにくい。

ここから先、借金の方は債務整理で片付けることになる。任意整理をして、それでも終わらんくて、最終的に自己破産した。その二回分はこっちに書いとる。
→ 任意整理したのに、また借りた。結局、自己破産した俺の話

今、同じ場所におるあんたへ

「やめろ」とは言わん。けど、3つだけ知っといてくれ

ここまで読んでくれた、今まさに同じ場所にハマっとる人間に伝えたいことが3つある。

① 信用情報を開示して、自分の借金総額の現実を見る

まず、自分が今どれだけ借りてるか、正確な数字を見てくれ。曖昧な感覚で生きとる限り、抜け出すきっかけは来ん。

  • CIC(株式会社シー・アイ・シー):消費者金融・クレジットカード系の信用情報
  • JICC(株式会社日本信用情報機構):消費者金融・銀行系の信用情報

どちらも本人が約1,000円で開示請求できる。スマホからでも申し込める。これを見たら、もう曖昧な感覚では生きられんようになる。それがスタートや。

② ギャンブル等依存症対策基本法に基づく公的相談窓口がある

「依存症かもしれん」と思ったら、一人で抱えん方がええ。日本には公的な相談窓口がある。

  • 各都道府県の精神保健福祉センター:依存症相談を受け付けとる
  • ギャンブル依存症問題を考える会:当事者・家族向けの民間団体
  • GA(ギャンブラーズ・アノニマス):当事者の自助グループ

「相談したら本人特定されるんちゃうか」とか不安あるかもしれんけど、基本的に匿名相談OKのとこが多い。一回問い合わせてみるだけでも、状況は変わる。

③ 債務整理は「逃げ」やない。国が用意した正規ルートや

借金が膨らみすぎて返せへんなら、債務整理っちゅう選択肢がある。これは国が法律で用意した制度で、決して「逃げ」とか「恥」やない。当然の権利の行使や。

債務整理には任意整理・個人再生・自己破産の3種類がある。それぞれの違いと選び方は、別記事で詳しく書く予定や。

今すぐ詳しく知りたいなら、ロードマップから整理フェーズの記事を見てくれ。

📍 借金リセット ロードマップを見る

俺はここから抜けたで。あんたも抜けられる

俺は、累計借金〇千万を抱えて、ギャンブルと夜の店で人生溶かしかけた。けど、債務整理して、依存と向き合って、ここまで戻ってきた。

「あんたも同じことができる」とは言わん。人それぞれ事情が違う。けど、「抜けた人間がここにおる」っちゅう事実は伝えたい。

今、財布が空で、借金が膨らんで、明日の生活費もない状態の人間がこれを読んどるかもしれん。そんな状態で、明日も生きとってくれ。選択肢はある。一人で抱えるな。

パチンコの沼も、夜の店の沼も、いつかは出口がある。俺はそう信じとる。

⚠ もし「死にたい」「もう無理」っちゅう気持ちが強い時は、まず以下に連絡してくれ。
・#いのちSOS 0120-061-338(毎日24時間・無料)
・よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)
・こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(受付時間は都道府県により異なる)
番号や受付時間は変わることがあるから、最新は厚生労働省の「まもろうよ こころ」で確認してほしい。
借金問題は必ず解決できる。けど、命だけはどうにもならん。順番を間違えんでくれ。まず生きてくれ。

この話の続きは、本にまとめた

俺がどう沈んで、何に騙されて、最後にどうなったか。

『闇金まで行った。詐欺にも遭った。それから破産した。』
ここまで行っても、死なんで済んだ(Kindle・500円)

※ 手続きや制度の話は入ってへん。読み物や。

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